こんにちは、社員Tです。
鹿嶋市では毎年、9月1日、2日に
鹿島神宮で最も大きな祭の神幸祭(じんこうさい)が行われます。
神宮のみこしが本殿から行宮に出御する祭りなのですが、
期間中は神様がお越しになるお祝いとして、
5台の山車が門前町を練り歩き、祭りを盛り上げます。
今回、私Tが鹿島神宮に足を運んだのは1日の午後6時45分、
辺りにはお囃子の音色が聞こえます。
参道には出店が建ち並び、同時に開催される
「提灯まち」の参加者と見物客で賑わっていました。
大鳥居の直ぐ横の広場(通常は駐車場)では、
5台の山車のお披露目のまっ最中でしたので
見物してきました。
私が見たときは、既に2台の山車が町内に繰り出し、
3台目が丁度出発するところでした。
目の前を山車が通り過ぎます・・・
すごい迫力!
山車を押す人、掛け声をかける人、その場は熱気に包まれます。
さぁ、次の山車です。
アナウンスで山車を所有する町内と山車の製造年等の紹介の後、
中央にて曲曳き(見せ場としての特別な曳き廻し)の、
「のの字廻し」が行われます。
この「のの字廻し」は、山車に向かって左前の車輪を軸として、
筆で『の』の字を書くように後輪を担ぎ上げるようにして数回転させるもので、
曳く人たちの技量が試される曳き廻しという事で見せ場に行われます。
テンポの良いお囃子にのって、
優雅に、ゆっくりと回ります。
お見事です、廻しきった後には拍手が降り注がれました。
そして5番目の山車の出番、
優雅にのの字廻しを行います。
全ての山車が町内に繰り出した後、
私は、広場のすぐ側の境内で行っていた、
「提灯まち」を見に行ってきました。
提灯まちは、大きな青竹に無数の提灯を付け、
その竹を推し立てながら鹿島神宮まで進み、
境内にて奉焼するという、
秋の豊作祈願を主として行われる祭です。
火を中心にぐるぐると提灯が回り、
時折、見物客の目の前に提灯が・・・
縁起物なので火に入れる前に取らせてくれている様です。
そして提灯は火の中へ・・・
炎がとても神秘的でした。
自宅に帰る途中、町中で練り歩く山車と会いました。
毎度のことなのですが、
2階建ての建物と同じくらいの大きさの山車が町中を練り歩く姿は、
神秘的で、大人ながらにワクワクします。
去り行く山車の後姿に哀愁を感じたりして・・・
この神幸祭は毎年行われますので、
是非、来年の9月に鹿嶋に足を運んで頂いて、
この神秘的な光景をご覧下さいませ。