「ありがとう」いい曲ですよね。
“いきものがかり”って何気にいいですね。
こんにちは。タッケンジャー・グリーンです。
今回は9月2日の鹿島神宮の式年大祭「御船祭(ミフネサイ)」のお話です。
式年大祭は決められた期間ごとに行われる祭祀で、諏訪大社、戸隠神社等々
由緒ある神社で行われていますが、鹿島神宮では12年に1度、午の年に
行われています。
「御船祭」は、なんと1700年前の応神天皇の頃より伝わる祭典なのだそうです。
鹿島神宮の祭神「タケミカヅチノ神」が2500人余りの大行列、100艘以上の
大船団と共に巡幸して、香取神宮の祭神「フツヌシノ神」と水上で出会うと
いうものです。
12年に一度の午年に斎行されるのは、午は方角では南、時刻では正午と“陽性”
が最も盛んなことから邪気と不景気を祓う「一陽来復」の願いが込められています。
まず、9月1日には、例祭である提灯まち、神幸祭が華やかに斎行され、御神輿が
行宮へ渡御されます。
9月2日本番の御船祭は、約2千名の「鹿島立ち」の大行列が鹿島神宮から
一路大船津へ向かいます。
大船津には国内最大級の水上鳥居「一之鳥居」があります。
そこに設置された桟橋を通って“御神輿”が御座船に奉載されます。
龍頭で飾り付けた御座船は八十余隻の供奉船を従えて、約2時間かけて
香取市加藤州へ進みます。
正午頃、香取神宮による御迎祭が行われます。
終了後船団は一路帰途につき、午後4時頃に鹿島神宮楼門前で行宮御着輿祭
が執り行われます。
9月3日には行宮祭を斎行、御神輿を本宮に還御する還幸祭が行われ、12年に一度の
大祭が終了します。
ちなみに鹿島神宮の祭神“タケミカヅチノ神”は“雷神”、かつ“剣の神”で
相撲の元祖ともされる“武”の神なのです。
香取神宮の祭神“フツヌシノ神”も“武”の神で、日本書紀では“タケミカヅチノ神”
と一緒に“アマテラス大御神”の命を受けて“オオクニヌシノ神”と国譲りの交渉を
した事になっているのです。
この時に同行したもう1柱の神がいるんですね。”アメノトリフネノ神”です。
実はこの神は鹿嶋市に隣接している神栖市にある息栖神社の祭神なのです。
鹿島神宮“タケミカヅチノ神”・香取神宮“フツヌシノ神”と
息栖神社“アメノトリフネノ神”は国譲りを成功させた神なんですね。
故にこの三社が「東国三社」と呼ばれているのかな・・・・なんて
勝手に想像している夏から秋に向かう今日この頃です。