記事一覧

屋根の形について  byタッケンブラウン

皆さんこんにちは。タッケンジャーブラウンです。

「細かすぎて伝えたくても伝える機会があんまりないシリーズ!」

2回目の今回は題名の通り、屋根の形についてはなしていきたいと思います。


家の形はまさにそれぞれです。その家の外観に一番大きな影響を与えるのが、屋根の形状

だと言えるでしょう。


屋根勾配を大きくした切妻

招き屋根を取り入れた切妻

書店に並ぶ住宅雑誌には、様々な写真が載っています。

さすがプロが撮影しただけあって、とても素敵な外観のお家が並んでいます。

住宅展示場にも、とても豪華な外観のモデルハウスが立ち並んでいます。

しかし、例えば「平屋の2LDK、3LDKの住宅の外観はどうなるのか?」という最も

知りたい部分(というのは当社のお客様の90パーセント以上は平屋を購入されます)は、

立派なモデルハウスからでは想像できません。

そこで今回は、外観(主に屋根の形)についてご説明したいと思います。


建物の見た目の話しをするとき「切妻(きりづま)」「寄棟(よせむね)」という言葉がよく

出てきます。屋根が三角形になっている部分を「妻(つま)」、妻のある屋根の形を「切妻」

と呼びます。

○で囲った部分が「妻」です

四方向全てに妻がある切妻もあれば、玄関の上にだけ妻がある切妻と、形はいろいろあり

ます。もっともバリエーションが作りやすい屋根といえるでしょう。


切妻と良く似た屋根に「入母屋(いりもや)」という屋根もあります。昔の和風住宅に良く

見られる屋根ですが、一部にこの屋根を取り入れて和風に見せる場合もあります。

○が入母屋部分


寄棟はシンプルで、一番施工がしやすい形です。

「妻」が無い「寄棟」


他にも片流れや腰折屋根などがありますが、平屋住宅では少し安っぽく見えるため、あま

り採用されません。


それでは「外観による間取りの制約」「間取りによる外観の制約」というのはあるのでしょうか?

答えは、「制約されるけれども、解決する方法がある」というと、答えになっていないとお

叱りを受けそうですが、例えば下図の間取りは3LDKをご希望のお客様にご提案した間

取りです。

この間取りから、下の画像のような外観が出来上がりました。

上の4棟は、全て同じ間取りの建物です。

独立柱を入れたり、妻の位置を少し変えるだけで、こんなにも印象が違う外観になるので

す。とはいえ、真四角なプランの住宅はやはり外観プランにも限りがありますし、あまり

凸凹の多い間取りの場合は却って外観プランが作りにくいこともあります。

間取りがほぼ固まりかけたところで、外観についても検討したいところです。


最近はCADが高性能になりましたので、簡単な外観パースがすぐに作れます。

勾配や妻方向を設定すれば何パターンでもパースが作れますので、わたくしにご用命下さい。


因みに上の間取りから、寄棟と招き屋根の外観を作ってみました。実際の画面では、前後

左右上下とあらゆる角度からイメージが見られます。

「パースだと実際の建物と感じが違うのでは?」と私も思っていましたが、下のパースと

写真を見比べて下さい。外壁の設定が違いますが、ほぼイメージ通りの建物に仕上がって

いるのが、お分かり頂けると思います。

間取りとともに、外観のプランニングもとても重要です。

何度でもいいますが、見積もりやプランニングは無料ですのでいつでもご連絡お待ちして

おります(笑)

  • 2014年05月09日(金)
このページの最上部に戻る