皆様、こんにちは。
タッケンジャーブルーの社員Hです。
数日涼しいお天気が続いて「今年は冷夏かなー」と思っていたら、8月に入ったトタン夏らしくなってきました。
カンカン照りの炎天下、そんな中、屋根裏の改築工事中の現場回りをしました。
この現場は2年前に当社で建築したお客様の建物です。
実は建物設計の段階から、屋根裏部屋を作る構想はあったそうです。
その構想は、建築中に屋根裏を確認したら思いのほか広かったことで、現実味を増しました。
そして今年の夏を迎えるにあたり、
「屋根裏部屋が造りたい!!」
という思いが強く強くなって、ご相談いただいたのが始まりでした。
お話しをいただいてから2回ほど屋根裏を見せていただき、強度的にも問題無いと判断できたので、工事をお請けしました。
そのとき撮影した屋根裏の写真です。
屋根裏は何度も入ったことがあります。
梁や桁を歩けば大丈夫と分かっていても、やっぱり緊張します。
大工さんも一緒に調査してもらったのですが、手馴れた調子でヒョイヒョイ歩いていました。
7月の初めから工事を始めて、現在は内部の様子がだいぶ分かるようになっています。
床にベニヤが張られたので、とても歩きやすくなりました。
それと部屋っぽく見えるようになりました。
因みにこのベニヤは構造用合板といいまして、厚みが24mmあります。
ベニヤという言葉の印象とは違い、歩いてもペコペコ沈んだりはしません。
しかも「構造用」ですから、建物の横揺れに対して抵抗する効果もあります。
こっそり大工さんを撮ってみました。
けっこう頭上に余裕があるのが分かると思います。
一番高いところ(屋根の主棟のところ)では、2m50cmくらいの高さが取れそうです。
ここまで高さがあると、屋根裏という感じがしません。
ちょうどベランダの床工事(FRP工事)もしていました。
FRPは繊維強化プラスチックというのが本名だそうですが、確かにプラスチックの繊維です。
折角なので、屋根の構造もよーく見てみました。
屋根の構造のことを、小屋組(コヤグミ)と言います。
小屋組を支えるものは、屋根垂木(タルキ)、母屋(モヤ)、野地板(ノジイタ)、小屋束(コヤツカ)・・・・・・。
建築用語は難しいですね。私は慣れるまで1年かかりました。
大工工事の道具や工法は、法隆寺の頃から基本はほとんど変わっていないと言われています。
それだけ伝統があり、伝統に裏打ちされた根拠もあるものですので、やはり言葉も大事に守るべき基本のひとつなのでしょうね。
先月は涼しい日が多かったのですが、今月は暑くなりそうです。
大工さん、がんばってくださいね!!