池亀さんの移住のきっかけとなったのは、マンションの建て替えです。 ご主人は、そのまま藤沢に住むつもりだったそうですが、奥様は田舎暮らしへの熱が日に日に高まっていきました。 「女房が、一度行ってみない?っていうんでね。それで、とってあった新聞広告を見たら、何だいばらきって・・・もうねぇ(笑)」 半ば呆れ気味?のご主人は、初めて鹿嶋の見学に訪れる際も、きっと実際に田舎を見たら奥様は諦めるだろう・・・そう思いながら奥様の見学につきあったそうです。その日、鹿嶋では青い空が広がる一日でした。 「そのね、さえぎるもののない澄みわたる青空を見た時に、心が動いたんですよ。藤沢にも田んぼや畑があるけど、少し遠くに目をやるとビルが見えるんですよね。鹿嶋の、さえぎるもののない自然環境に、ただそれが心地よく感じました」 澄みわたる鹿嶋の青空。池亀さんが自然環境ある中に身を置く事に全く抵抗がなくなった瞬間でした。雨上がりの透明感、花や草の香り、柔らかくとフカフカの土、鈴虫の声、自然ある環境がもたらしてくれるものへの期待と、これからそこに暮らす自分達の姿を重ね合わせ、鹿嶋に移住したのです。
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