皆さんこんにちは。タッケンジャーブラウンです。
さっそく前回の続きからいきたいと思います。
上の写真をご覧ください。このお家は筋交いだらけですね。そうなんです。当社の標準仕
様で建てられますと筋交いだらけのお家になってしまうのです。筋交いってなに?って声
が聞こえてきますね。上の写真で斜めに入っている木材のことを筋交いといいます。筋交
いというのは、柱・梁・土台の四角形の変形を抑える働きがあります。
上図で赤丸をつけた筋交いがもし無かったら、地震などの横揺れに対する耐力が弱いため、
斜めに変形(家屋が変形)する可能性があります。この変形を防ぐ役割をする大事な部分
が筋交いです。
しかし筋交いは、ただ入っていれば良いというものではありません。土台・柱・梁にしっ
かり接合していて、その上で金具で接合されていなければ筋交いの意味がなくなってしま
うのです。もうちょっと深く説明させていただきますと、筋交いは太さや入れ方によって
壁倍率(耐力壁の強さ)が変わります。筋交いが入っていない壁は壁倍率がゼロで太くな
るごとに壁倍率は上がるので地震に対して強い壁となります。
15mm×90mm 1本 1倍 2本 2倍
30mm×90mm 1本 1.5倍 2本 3倍
45mm×90mm 1本 2倍 2本 4倍
90mm×90mm 1本 3倍 2本 5倍
上の表が筋交いの太さと壁倍率を表しているのですが、当社では45㎜×90㎜を使用し
ていますので、耐力計算上は筋交いが1本入っている部分で、2倍の強度があることにな
ります。
もう一度最初の写真をみてみましょうか。
筋交いだらけですね。これでもかってくらいありますね。だから安心なんですね。
次に断熱材を入れていきます。こちらもこれでもかってくらい隙間なく埋めていきます。
断熱材を入れおわったら次は石膏ボードをはっていきます。
一部穴があいてますね。なんのための穴なんでしょうか?
天窓ですね。お客様のたってのご希望でした。当社ではお客様のご要望はできる限りこた
えていきたいと思いますので、これは無理かなぁというものでもとりあえずいってみて下
さい。遠慮はいりません!そのへんはタッケンジャーブルーが柔軟に対応してくれるはず
です(笑)。
中の工事と同時に外の工事も進んでいます。
大工さんとお話しているのが今回外壁をはってくれた板金屋さんです。もう完成がみえて
きましたね。次回は完成した姿をご披露したいと思います。お楽しみに~。