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サイクリング旅行を決行!~最後は体育会系の珍道中~(前編)

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こんにちは、社員Aです。

ここ最近は秋日和が続いていますね。
鹿嶋では、土日になると、色々なイベントが開かれています。

先日、こちらのブログで、自転車でミニ旅行がしたい!
と書いた小生でしたが、とうとう実現しました。

5歳と2歳と共に
「サイクリングがてら、どっか宿に泊まろうよ!」と。

自宅(鹿嶋市荒野)~北浦を湖畔沿いに半周します。
かんぽの宿で1泊し、翌日に戻ってくるという
35kmのコースを組み立てました。
湖のほとりをサイクリングなんて、とっても素敵!
期待が膨らみます。

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ただし、大人1人+幼児2人で、
かんぽの宿は泊めてもらえるのだろうか?

何だか不安だから一応祖母を誘ってみることに。
「あんた、そりゃ心配だからあたしゃも行くよ」と快諾。

しかしですね、、、
祖母はウン十年と自転車を運転したことはありません。
小生にしても、先日自転車を買ったばかりです。
"お昼寝"は抜きになるだろう2歳のボクは、
小生のママチャリにずっと座っていられるのだろうか。。。
保育園年長さんの5歳のボク、弱音をはかずに頑張れるかな?

何と頼りないメンバーだろう。
実に不安です。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「まいっか。そのときはその時だ。頑張るぞ!」とばかりに
まずは行動してみることにしました。

「明日はいよいよ楽しいサイクリング旅行だ!
 音を上げずに頑張るぞ!エイ!エイ!オー!」
もうワクワクです。

小生は、自転車の前に2歳を乗せて運転します。
その後ろを走るのが5歳のボク、そして祖母の順です。
いよいよスタート。

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Michel Polnareff 「Tout,Tout Pour Ma Cherie 」

レッツゴー!
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大通りは走りません。
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民家や畑をすり抜けるようにいきます。
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途中、"からすうり"や"あけび"を見つけました。
からすうりの大きさと鮮やかなオレンジ色は、子供にとって
思わず手にとりたくなるようです。
沢山もぎとっていました。

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まっかだな~、まっかだな~、つたーのはっぱがまっかだな~、と
歌を歌いながら。

天朝井戸(てんちょういど)という井戸を発見。↓↓
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看板にこの井戸の由来が書かれています。
何でも、その昔、
「鹿島神宮」への参拝への道中、
鉾田市~鹿嶋市の田谷まで人家がなく、
通行する人が相当難儀していたので
人見さんという方が、金一封を出して
この地に井戸を掘ったそうです。
この井戸は干上がる事もなく、清水が湧き出るので
通行人は喉をうるおし、年毎に移住者も増えてきたとのこと。
土地の人々は天朝さまのおかげだと
「天朝井戸」と名づけたそうです。

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しかし、小生は疑問に思いました。
看板は「天朝井戸」なのに、
実際の井戸には「天長井戸」と書かれています。
「朝」と「長」、なぜ違う。。。

ひょっとして「天朝さまのおかげ…」とするために、
後から「長」を「朝」にしたのでは?
などと、ナナメ目で見てしまう小生でした。

サイクリングで「史跡めぐり」も面白そうです。

後ろを振り返り、
5歳と祖母を撮りました。

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アップにしてみると、かなり頑張ってます。

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とうとう、湖が見えてきました。

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湖を眺めながら下り坂を爽快に走ります。
ヒャッホーイ!
下り坂を利用してスピードを出しすぎたせいか、
2歳のボクは固まっていました。

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北浦大橋を渡ります。
鹿嶋市の対岸にある行方市へと向かいます。
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この時刻は少し雲が多かったのですが、
この橋からの景観は大変に美しいものです。

日の光が水面にあたり、キラキラしていて
とても綺麗なんですね。
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橋の外灯に、、、

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かもめが止まっていました。^^
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橋を渡り、自転車を置いて
湖のほとりでランチタイムです。
チャポン、チャポン、という湖の音を聞きながら。

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海が「動」の世界なら、
湖は「静」の世界。
どちらも、、、大好きです。^^
八王子から鯉を釣りに来ている方もいらっしゃいました。
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でも、だんだん、風が出てきて、、、
水面が、波打ってきて、
怖い雰囲気に。
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ところで、北浦大橋を渡る時にいつも見えるのですが、
湖の真ん中にあるこの小さい建物、
これは、何なんでしょう。

アップにしてみました。。。↓↓
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最初は「湖の真ん中に神社がある。不思議だな、、」と思っていたのですが。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

後日、会社の営業マンS氏にたずねたところ、
水質モニターだとのことでした。
塩分や温度などを計るものだそうです。

船でしか参拝できない神社、というのも
ロマンがあって良かったのですがね。^^;

さて、再び出発。
湖沿いはサイクリングコースにぴったり!
爽快に走り抜けます。
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何羽かのカラスが集まっていたので、
よく見ると、、、

結構大きなナマズ君。
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釣り人は「鯉」狙いですから、ナマズが釣れますと
外道ということでその辺に放置され、"カラス"に食われる運命なのです。
結構このような光景があちこちにあったりするんですよね。

海でもですね、「フグ」がかかりますと
やはり"カモメ"に食われる運命なのですね。

海ではフグ、湖ではナマズといったわけです。

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途中、工事で通行止めとなっており、
やむなく車通りの多い道を通らねばならない羽目に。
でも、できるだけ小道を選んで走ります。

2歳は、もう眠くて限界を迎えています。
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それでも走り続けます。

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ロックも好きなのですが、
小生が大好きなピアノ、ピアノロック。
ベンフォールズファイヴ「Sports & Wine 」

神隠しにでもあいそうな場所を見つけては
「なんか怖いね」と声をかけながら通り、
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おいしそうな柿の木を見ては「食べたいね」と
話ながら通り、
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民家の脇をすりぬけ、
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風で揺れる秋の"コスモス"と、、、、、、
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灼熱の夏、暑い夏にふさわしい"カンナ"の深紅の色。
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そして面白いと感じたのが民家のお庭です。

畑の一列にお花が植えられていたり、
お隣は焚き火スペース、
かと思えば工具置き場みたいなのがあり、、

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庭への入り口が2つも3つもあったりする。
本当に昔懐かしい雰囲気。

そして一帯に漂うのは、キンモクセイの香り。
日常の生活の中で、思い出すことのなかった
あの頃の記憶が蘇えります。
懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

と、ここで2歳のボクは、とうとう限界を迎え、寝てしまいました。

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車とは断然違います。爽快な気分です。
空、風、植物、空気、匂い、どれをとっても
車では実感できないのです。
季節の移り変わりを。

やっと潮来市突入。
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しかし、この頃になると、
サドルにドッカリのっかったお尻が痛くなり、
さらには太ももまでもが痛くなってきました。
なんとなく限界が近い気がしてきます。

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まだか着かないのかな、「かんぽの宿」。

「かんぽ!かんぽ!かんぽ!かんぽ!」と頭の中で音頭をとりながら
自転車のペダルをこぎます。
限界点まで頑張ってやる。

頭の中は、「かんぽの宿」でいっぱい。
既に「風景」は目に入らず、
「かんぽの宿」の看板がいつ出てくるのか、だけを
探しながら走行している状態です。

なぜか自転車をこぐうちに、サドルが左に傾き、
身体が少し左をむいたままガニ股走行。

どんなに格好悪くてもいい。
とにかく早く「かんぽの宿」に到着したいのです。

「頑張ろー!かんぽはあと少しだ!」と声を掛け合います。

それまではのんびりゆっくり景色を眺めながらのサイクリングでしたが、
途中から、、
我々は、完全に、、、体育会系の人間と化しました。
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前へ、前へ、ひたすら自転車をこぎ続けるのです。
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かんぽの宿まで、あと少しの辛抱だ!
頑張れ5歳!頑張れ!ばあば!頑張れ!自分!起きてくれ2歳!
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そしてやっと「かんぽの宿潮来→」という看板を見つけました。
最後に我々を待ち受けるは、、
勾配が急な上り坂です。

後ろを振り返りますと、やはり皆、辛い様子。
「この坂を上ればかんぽだよ!あとちょっとだよ!」
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5歳のボクも「疲れた」とか「嫌だ」などは一切言わない。
ウム、それでこそ男だ!

頑張れ5歳!頑張ればあば!
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そしてやっと到着!かんぽの宿!
自転車で宿泊する人など自分達くらいなものです。

皆さん、車で到着してにさわやかにチェックインしています。

一方、我々は、髪はボサボサ、化粧はドロドロ、汗ダラダラ。
ハーッハーッと息をきらしながら
細かい荷物をたくさん抱えてチェックイン。

そして、鏡に写った自分に驚き。
目は落ちくぼみ、ほうれい線が深くなっており、
軽く10歳は老け込んでいたのです。
こんな姿では正直、誰にも会いたくありません。
祖母にいたっては。。。。。
「なんか足がガクガクする」と申しておりました。

子供だけですね、ラウンジのソファに座って喜んでいました。

いずれにせよ、やっと着いたといった感じです。

ラウンジ↓
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さっそくお風呂に入ります。
運動した後だから本当に最高!気持ちいい!

展望風呂の休憩所からの眺め↓↓
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対岸はそう、「鹿嶋市」。
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そして夕食の時刻。
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夕食の量控えめの「湯楽ゆらプラン・秋」。
ダイエット中の小生にはちょうど良い量です。
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そうして1日目終了。

「なぁに馬鹿げたことを」と笑う方もおいででしょう。
しかし、小生にとって「価値ある事」とは、こういうことです。
ぜひ色んな事に挑戦、体験してほしいと思います。

それが自身の心と身体の健康につながるものだと考えます。
小生の周囲には、年齢に関係なく
実に若々しく、活き活きと暮らす人がたくさんいらっしゃるのですが、
その方々には、決まって共通点があります。

それは、常に何かに「興味を持ち、行動する人」であるということ。
その行動は必ず自分自身に"何か"を与えてくれるのです。
小生は常にそうありたいと思います。

さて、2日目はどうなることやら、
なんだかんだの珍道中。

~つづく~

  • 2012年10月27日(土)
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