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田舎暮らし お客様の声 274
田舎暮らし お客様の声 274

鹿嶋に移住して2年半の内海さんご夫妻をご紹介します。
田舎暮らし初体験のご主人と、幼い頃は田舎で育ったという奥様。
田舎暮らしは消去法?
四季の移ろいを感じて暮らすお二人のインタビューを、ぜひご覧ください。

内田さん夫妻の田舎暮らしStyle

「いい天気だね~。時間までちょっと庭の手入れしてたの。」
そういってお庭から笑顔で出迎えてくれたのは、鹿嶋に移住して2年半の内海さんです。
お庭に広がる青々とした芝生、レンガのアプローチ、果樹やいろとりどりの草花から、日々丁寧に手をかけている事がうかがえます。

「ごめんね、今日は雨が降っていないから、主人は仕事ででかけちゃったの。」
ずっと雨続きだった鹿嶋でしたが、久しぶりに雨上がりとあって、ご主人は、仕事に出かけたそうです。
突然ですが、皆さんは、お正月の松飾りで使われる松に、「根引松(ねびきまつ)」と呼ばれるものがあるのをご存じですか。
地に足がつくように、成長し続けるようにという願いが込められた松、その中でも、長年の研究によって唯一無二の美しい姿を与えられた特別な松が、ここ鹿嶋で栽培されているんですね。
内海さんは移住して以来、その「松」農家のお手伝いをしています。
今回は、ご主人が不在ということで少し残念に思いましたが、
「でもね、主人は恥ずかしがりやだから、今日は家にいたとしても、私だけがしゃべって結果同じだったかもよ。」
冗談まじりにそう話す奥様です。

田舎暮らし お客様の声 274 購入したばかりの頃のお庭
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移住のきっかけ

移住のきっかけは、ご主人の定年退職と話す奥様。
以前から、ご主人は「田舎で広い家に住みたい」という願望を持っていたそうです。
一方、奥様は「定年後は主人に好きなようにさせてあげたい」と常々考えていました。
定年まであと2年!という時に「定年になったらどうする?田舎で暮らしてみようか?」奥様のその一言で田舎暮らし計画がスタートしました。
「準備もなしにただ行くっていうのは、私の性に合わないかな。」
奥様は、ご主人と共にふるさと回帰支援センターへ出向いたり、ネットで調べたりと、情報収集を始めました。

移住先は消去法?

なぜ鹿嶋だったのでしょうか?
率直にうかがった所、「神奈川は金額的にちょっと高い」「伊豆は地震が怖い」「千葉は集落にある古民家を買うイメージで溶け込むのが難しそう」など、自然災害の心配と、自分達がやりたい事が可能な地域、を絞っていき、鹿嶋に行き着いたそうです。
何がやりたいのか?「自分達の目的」に適合する場所かどうか?という視点からの、消去法です。

自分で歩く事

「やっぱり自分で歩かないとわからない。」と夫婦で鹿嶋をドライブしたそうです。
1回めは海側、2回は湖側など、車から降りて周辺を歩いてみたり、実際にスーパーで買い物をしたりして見て回ったそうです。
共通の趣味は、一緒に大きな公園や植物園を散歩する事だというお二人にとって、地域見学も楽しみの一つとなっていたのかも知れませんね。

ポツン、がない

「田舎すぎず、移住者が多くいる」という点が重要なポイントだったと話す内海さんです。
確かに「行った先で、その地域に馴染めるか?」と考えると、移住者が多くいる地域は安心材料になります。
鹿嶋は、区画分譲して移住者が増えた背景がある事から、田舎すぎない環境に繋がっています。
だからこそ、テレビで放映されて人気の高い「ポツンと一軒家」(私どもからすれば、完璧な田舎のイメージ)が、鹿嶋にはありません。
鹿嶋全体を見ても「ない」と言っても過言ではありません。
田舎のポツンと…はないけれど、移住者にとって馴染みやすいのが鹿嶋といった所でしょう。

インスピレーション

「ここがいい。」物件を見てそう言ったご主人。
色々と物件は見たけれど、最後はインスピレーション。
でも、そこは予算オーバーでした。
奥様は日々の家計を考え、十分に暮らしていけると判断。
最後に「本当にここでいいの?」という問いに対して「ここにする。」というご主人の言葉で決まりました。
元々、お二人は、別荘的な造りやオシャレな建物等、「特別」を求めてはいませんでした。
都会から田舎へと環境がガラリと変わるけど、家自体はこれまでと同じように生活できる設備の建物を探していたのです。
ご主人の直感と、奥様の下調べがあっての決断でした。

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鹿嶋で暮らす今、それぞれの楽しみを満喫
田舎暮らし お客様の声 274 ご主人 松畑の仕事と塗り絵の日々
田舎暮らし お客様の声 274 奥様 菜園とガーデニング
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気楽にやってみる。それくらいが丁度いい。

お二人にとっての田舎暮らしは、「頑張り過ぎない事」と、「やりたい事をお互い邪魔しない事」だそうです。
何にしても、まずはやってみるという奥様。
「失敗しても駄目で元々でしょ、と思うし、自分に合わなかったものはすぐやめていいと思う。その位がちょうどいいんだよね。」
そう言って笑います。
「散歩をしながら、色々なお庭の花を見ては綺麗だなぁ、と思い、木漏れ日に清々しさを感じたりね、身近に感動できるものが意外とたくさん転がっているんですよ。」
その言葉から、春夏秋冬をありのままに感じ、受け入れながら生活している様子ががうかがい知れました。
コロナ禍の今、埼玉に住む娘さんと、都内に住む息子さんに会えない日々が続いています。
それまでは時々遊びに来ていたそうです。
「主人が言うのよ。孫ができたら、この庭にテントを張って庭キャンプをするんだ、って。」
そう語ってくれた内海さんでした。
一日も早くコロナが終息する事を願うばかりです。

インタビューを終えて。

色々な事を受け入れながら日々を過ごす内海さんでした。
奥様の飾らない自然体な雰囲気と、イキイキとした表情がとても印象的でした。
田舎暮らしは十人十色。
皆さまも、ぜひ鹿嶋で自分らしい生活を楽しんでいただけたらと思います。
内海さんご協力ありがとうございました。

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