鹿嶋に移住して一年、思い描いていた暮らしをご夫婦で実現している馬場さんにお話をうかがいました。
趣味のローズガーデンやこだわりのDIY、お家への愛情がたくさん詰まった鹿嶋での暮らしをお届けします。
どうしても気持ちが沈みがちな昨今ですが、ちょっとワクワクした気持ちでご一読いただけたら幸いです。
「こんにちは。」の声に、優しい笑顔で迎えて下さった馬場さん。
ここ鹿嶋には、1年前にご夫婦で移住しました。
お仕事でご主人はお留守の為、奥様にご夫妻の田舎暮らしの様子についてお聞きしました。
馬場さんご夫妻が、田舎暮らしをしたいと考えるようになったのは、元々好きで栽培していた「バラ」がキッカケだと話します。
以前の住まいではお庭が狭く、鉢で栽培していたそうです。
奥様は「そう、バラを地植えにして、もっと大きく綺麗に咲かせたい、増やしたいと思ったんです。」と話してくれました。
当初は、千葉県で探し始めた馬場さんでしたが、なかなか希望に合う物件が見つかりませんでした。
そんな時、図書館で見つけた田舎暮らしのエッセイ本から、ここ鹿嶋市を知ります。
千葉の各所や鹿嶋を巡ること3年。
開放的な広いお庭がある今の住宅に巡りあい、移住先に決めました。
移住先を探していた当時は、実際に住んでいる方の話を見聞きし、参考にしたそうです。
「それがすごく参考になったんですね。」そうおっしゃって、今回の取材に協力下さいました。
馬場さんのお宅は、周囲は田園風景と湖というのどかな環境に面した分譲地の一画にあります。
そんな馬場さん宅のお庭を一見しますと、色々な種類のハーブや野菜、お花を混植して作られています。
「何が植えてあるのかしら!?」
と、見る人がついつい聞きたくなるようなお庭です。
バラをはじめ、季節ごとに色々な花が咲き、他には菜園やイタリアン野菜、ハーブなどを栽培しています。
お庭で採れたものは、自宅はもちろん、お料理教室(※後述)に取り入れたりしているそうです。
菜園は、ご夫妻が広いお庭でやってみたいことの一つでした。
栽培していた中で、大成功したのが「ミニトマト」。
去年はお孫さんが来て、一緒に収穫を楽しみました。
トマトが大好きで、ザルいっぱいに抱えて頬張って食べていたそうです。
旬の野菜を自分でたくさん摘み取り、そのまま採れたてを味わう事は、都会ではなかなか叶いません。
「手作りのウッドデッキに寝転がったりね、孫にとっては、田舎が出来たような感覚かしら。」
そうおっしゃる奥様。
開放的な環境の中、くつろぎ、喜ぶお孫さんに、微笑ましく思うご夫妻です。
きっと、お孫さんにとって、本当に素敵な思い出になる事でしょう。
馬場さんのお宅は、当社で販売していた頃の面影がないと言ってもよいほど、様変わりしていました。
一言でいうなれば「カフェ」といった印象です。
業者に頼んだわけではなく、およそ半年の月日をかけて、ご夫妻でDIY作業に勤しんだそうです。
フローリング・壁紙・照明・小物など、細部に至るまで、一つ一つを手作りで仕上げていきました。
馬場さんのコンセプトは「ナチュラルでシャビー(=使い込まれた風合い)」。
部材など、少し年月が経ったような色合いに統一することにより、カフェを思わせるような空間となっているのです。
何より一番驚いたのは、お二人ともDIYの経験がなかった事。
さらに、壁材の貼り方など、ネットで検索したり、参考書を見る事も一切なかったのだとか。
「主人はね、本当に何も参考にしようとしなかったのよ。だからクロスを裏返しにつけちゃったり失敗もあってね、夫婦喧嘩もしましたけど(笑)、それもまた楽しかったですよ。」
そう振り返る奥様です。
DIYは大変だったけど、作る工程を楽しんだ馬場さんご夫妻。
だからこそ、完成した時の喜びはひとしおでした。
それにしても、プロ顔負けのお家のリフォームに脱帽!
床、レンガ調の壁など、一つ一つから、馬場さんご夫妻の思いとあたたかさが伝わってくるお家です。
馬場さんのご主人は、介護士として働き、奥様は保育園の調理士でもあります。
思っていた通りの暮らしを手に入れたご夫妻ですが、現在は、サラリーマン時代より忙しい毎日を送っているそうです。
バイタリティあふれるお二人です^-^
「ゆっくりしたくてこっちに来たのに、夫婦揃って、移住前より忙しくて(笑)だから、忙しい合間にちょっと庭を見てホッとする時間が今は嬉しいです。」
そう顔をほころばせながら語ってくれた奥様が印象的でした。
馬場様、どうもありがとうございました!