鹿嶋ではお庭でビアガーデンを開いたり、お子様や仲間とBBQを楽しんだりと、庭先で楽しむ光景を見かけます。
開放感あるお庭で、周囲を気にせずに、それぞれの楽しみ方ができる環境、それが鹿嶋にはあるんですね。
今回は、開放感がある敷地を使って、"ゼロ"から好みのお庭、そして露天風呂まで作り出した平井さんご夫妻にインタビューします。
ご夫婦のアイデアやこだわりが詰まったお話し、ぜひ最後までご一読ください。
田舎暮らしをしたいと考えるようになったのは、一昨年の10月頃。
子育てを終え、昔から「家続きのお庭がほしい」と考えていた奥様からの要望で、ご夫妻で物件を探し始めました。
関東を始め、北海道や九州など、様々な地域を見た中、移住先を鹿嶋にしたのは「趣味のゴルフ場が近いことと、暖かい気候が決めて」とご主人は話します。
また奥様も「私は静岡の田舎育ちだったんですけど、風土がよく似ていたんです。海はありますし、それに冬は暖かくて、夏は涼しい」と、慣れ親しんだ故郷と鹿嶋が重なりました。
奥様が生まれ育ったところは、家と畑が離れていたため、いつかは家続きのお庭で菜園をやりたいと考えていました。そんなところで、南側にお庭が開けた今の住居と出会ったのです。
ご主人はのびのびしている環境を、奥様は郊外の立地を「ちょうど良い田舎」と感じました。そのうえ、家続きの庭を体現できる住居だったこともあり、「ここしかない!」とご夫妻で決めました。
鹿嶋へやってくることになったご夫妻。初めに感じたのは、田舎ならではと言える環境の良さ。特に「夜空を見上げると、星がとても綺麗だった」と話すご主人は、鹿嶋の壮大な星空に惚れ惚れした様子でした。
「お酒を片手に、お庭で夜空を楽しみたい」
そう考えるようなったご主人は、奥様へ相談。すると、いろいろなプランが浮かび上がりました。
何かの拍子に奥様が「足湯があったら良いよネ」と話したのをきっかけに、露天風呂を作ろうと思い立ったご主人。そこからは、ご夫妻のやりたいことを中心に形にしていこうと、ご夫妻でアイデアを出し合っていきました。
奥様の夢だったお庭での菜園、ご主人の趣味であるゴルフの練習スペース、そして露天風呂。これらをお庭で具現化するためには、どうすれば良いのか。
これまで造園やDIYの経験はなく、お庭にもほとんど何もない「ゼロからのスタート」でした。しかしながら、ご主人の持ち前のバイタリティで、周囲の方々に話を聞いたり、調べたりしながら、プランニングしていったそうです。
都会ではなかなか味わえない、更地から始めるお庭作り。鹿嶋の広々とした環境で、経験できることがありました。
「住んでみて初めて分かるっていうのは、まさにこのことなんだなと思ったよ」と話したのはご主人。お庭をコツコツと作っていくうちに、更地だった景色がご夫妻の理想に近づき、自然とお庭作りが楽しみへと変わっていきました。
加えて、ご夫妻だけでなく、お孫さんもお庭作りのお手伝いへ参加。ポンプ小屋を赤と白のペイントでデザインしてくれました。
それからは、ご夫妻でパーゴラやガーデンライトなども赤と白のデザインに。お庭を通じた、お孫さんとの交流にも、ご夫妻で顔をほころばせていました。ご主人のゴルフ練習スペースに、奥様の菜園スペースと、形ができてくると、達成感もひとしおでは?と筆者が訪ねると、「むしろ楽しみの方が大きくなってくる」とご夫妻は言います。
時間が経って、季節が変わっていけば、植えたものが成長して、色付き方も変わってくる。
筆者は感じました。達成感よりも楽しみだったり、期待感の方が大きくなる。まるで子どもの成長を見るかのような思いが、自然とお庭に込められていったのだと。
コツコツと進めたお庭作り、最後の仕上げ「露天風呂」に取り掛かったご主人。ご自身を「なんちゃって大工」と話すご主人ですが、見よう見まねで製作し、今年の5月に完成させました。
「ちょうど年号が令和になったから『令和の湯』にしたんだよ」と、ユーモアを交えながら、露天風呂を紹介してくれました。
浴槽から眺める満天の星空は、自然あふれる閑静な環境と相まって、最高のお酒の肴(さかな)になります。
「これからは、季節で景色が変わる庭を眺めるのが楽しみ」と、パーゴラから庭を見つめるご夫妻。お庭は、作る楽しみから、趣味を楽しむ場へ。庭を通して、田舎暮らしを満喫されている平井さんご夫妻でした。
鹿嶋には、ゆっくりとお庭を楽しめる環境があり、ガーデニングや菜園はもちろん、お庭でBBQなどのアウトドアを楽しんでいる方もいます。
開放感ある環境で、やりたいことを具現化する楽しさには、計り知れない喜びがあります。ぜひ、理想のガーデニングや、ご自身がやってみたかったことを、実現させてみてはいかがでしょうか。きっと素敵な田舎暮らしを満喫できることでしょう。
与えられることに慣れてしまった現代人ですが、自分で作り上げるんだ!そんなパワーを持った平井さんの姿がそこにありました。見よう見まねの本格派、平井さん、ありがとうございました。