「本当はね、今日もゴルフに誘われていたんだよ」
冗談半分に、満面の笑顔で出迎えてくれた鈴木さん。
趣味のゴルフを通じて、たくさんのご友人やコミュニティとともにご活躍されています。
そんな鈴木さんに、移住のきっかけは何だったのかを聞いてみると「退職」だったと話します。
移住前は千葉県我孫子市から都内へ電車通勤し、SEや管理部門に勤めていた鈴木さん。
多忙な日々を送っていた当時を「ストレスと向き合う生活だった」と振り返り、趣味に費やす時間もほとんどなかったと言います。
いつしか奥様と「仕事を辞めたら、いつか田舎暮らしをしようね」と話すようになりました。
そして3年前、勤めていた会社の早期退職制度を利用して仕事を辞め、
「海が見えるところで、釣りやゴルフ、畑がやりたい」と、本格的に移住先を探しました。
当初は千葉県館山と鹿嶋で悩んだそうです。
「色々調べていたら、館山は土日になると道が大渋滞するとか、色々と話を聞いて」
と館山ではなく、鹿嶋に決め、奥様とともに念願の田舎暮らしをスタートさせました。
鈴木さんが初めて鹿嶋を訪れた際には
「本当に何もないなぁ(笑)」
という印象だったそうです。
それから3年が経ち、
「やることをゆっくり考えられて、ゴルフに行きたい時に行ける、自分の思い通りの感じで時間(とき)が流れる印象」
に変わったと笑顔で話します。
「田舎暮らしと言えば、釣りとゴルフ」
と語っていた鈴木さん。現在は鹿嶋市近郊のゴルフ場で1ヶ月に10日ほど働きながら、趣味のゴルフを優先した生活をしています。
当社主催のサークル「宮中ふれあいゴルフサークル」では幹事を務め、ゴルフ場の手配や参加者の出欠確認などに奔走。
幹事をやる上で何よりも心がけているのは、雰囲気作り、気遣いだと鈴木さんは話していました。
「ここは年齢や経歴に関係なく、ぴょこんと入ってきても横の繋がりができるようなサークル。
私自身もそうだったけど、移住してくると、最初は友達もいないよね。
だからゴルフを通じて、横の繋がりを作っていく。
こういうサークルはゴルフ好きにはたまらないよね」
ちなみに鈴木さん自身も、サークルがきっかけで、別の機会に数人で集まったり、コミュニティが広がり、ゴルフ仲間とプレーすることも増えたそうです。
鈴木さんのお宅で印象に残ったのは、ゴルフの練習用に設けた人工芝のスペース。
ちなみに玄関前の入り口や素敵な菜園は、ご自身で作ったそうです。
お庭から鈴木さんのこだわりが伝わってきました。
締めくくりに、鈴木さんの今後について聞いてみました。
「今の暮らしも満喫しているんだけど、奥さんが定年したら、キャンピングカーで長いスパン出かけてみようと思ってね(笑)」
という言葉が返ってきました。
鈴木さんの話を聞いていると「どう生活を楽しもうかな」というワクワク感が、とても感じられました。
鈴木さんご協力ありがとうございました。